成年後見制度とは
権利や財産を守るための制度
成年後見制度とは、認知症や知的障がい、精神障がい、発達障がいなどにより、判断能力が十分ではない方の権利や財産を守るための援助者を選び、法律的にご本人を支援する制度です。
中核機関
全国どこに住んでいても、成年後見制度を利用できるような地域体制を構築することや制度利用が必要な支援につながることができるよう成年後見制度利用促進計画に基づき設置されている、権利擁護支援の核となる機関です。
カシオペア権利擁護支援センターは令和元年より二戸地域4市町村(二戸市、軽米町、九戸村、一戸町)より中核機関の委託を受け、活動を行っております。
二戸地域権利擁護支援事業(中核機関)として取り組む業務
- 広報機能(権利擁護の必要な人の発見、周知・啓発等)
- 相談機能(相談対応、後見ニーズの精査、見守り体制の調整等)
- 利用促進(マッチング)機能、(受任調整・担い手育成及び活動支援等)
- 後見人支援機能(チームによる支援、本人の意思を尊重した柔軟な対応等)
- 不正防止効果(親族後見人等の支援、後見等監督機能)
- 市民後見人フォローアップ研修
- 法人後見に関する事業
- その他権利擁護推進のために必要な事業
市民後見人
弁護士や司法書士などの資格を持たない親族以外の一般住民の方に成年後見人としていただくため、平成26年度及び令和元年度に市民後見人養成講座を開催しています。養成講座修了者は、43名となっており、現在10名の方に成年後見人として活動していただいおります。
市民後見人養成講座
平成26年二戸地域成年後見人養成講座
令和元年度二戸地域成年後見人養成講座
市民後見人フォローアップ研修
市民後見人養成講座修了者を対象として、資質の向上と成年後見人の受任に向けてのモチベーション維持を目的として、フォローアップ研修会を開催しています。
令和5年度開催研修
第1回 令和5年7月20日(木)13:30~16:00 岩手県社会福祉事業団 中山の園
「中山の園」施設見学
(1)情報提供 「中山の園の概要について」
岩手県社会福祉事業団 中山の園 副所長兼企画調整室長 瀧澤 浩二氏
(2)施設・事業所見学
①障害者支援施設「こぶし」
②障害福祉サービス事業所「ワークなかやま」
③共同生活事業所「なのはなホーム」
第2回 令和5年9月29日(金)13:00~15:00 奥州市総合福祉センター
奥州・金ヶ崎地域及び二戸地域市民後見人合同研修会
(1)実践報告「市民後見人における後見活動について」
奥州・金ヶ崎地域実践市民後見人、二戸地区実践市民後見人
(2)グループワーク「後見人活動を通じて感じたこと、受任に向けて不安なこと」
第3回 令和5年11月16日(木)13:30~15:45 二戸地区合同庁舎
(1)実践報告「市民後見人における後見活動について」
実践市民後見人、ぱあとなあ岩手 社会福祉士
(2)グループワーク「受任に向けて実践者に聞いてみよう!」
第4回 令和6年2月22日(木)
二戸地区権利擁護市民セミナーへ参加
実践市民後見人交流会
実際に成年後見人として活動をしている方を対象として、個々の後見活動について共有し、活動における課題解決を目的として実践市民後見人交流会を開催しています。
令和5年度開催交流会
第1回 令和5年10月7日(土)9:30~12:00 にこにこ支援センター
参加者:実践市民後見人6名、オブザーバー(弁護士、行政担当者)5名、事務局4名
第2回 令和6年3月2日(土)9:30~12:00 にこにこ支援センター
参加者:実践市民後見人5名、オブザーバー(弁護士、行政担当者)3名、事務局3名